こんばんわ！中西です。
こちらO様のフェラーリ３６０モデナ。
車検整備での御入庫なんですが、
１０年前のクルマとは思えないくらい、
やっぱりデザインが秀逸！
フェラーリっていつの時代も色褪せないんだなぁ、
とつくづく感心させられました♪
さてさてこちらはK様のGOLF・R。
![DSCN8580[1].jpg](/wp-content/uploads/blog/DSCN8580%5B1%5D.jpg)
「サーキット走りたいから、一通り車仕上げてね」
とのご依頼を頂きました♪
元々ポテンシャルの高いGOLF・Rですので、
車のバランスを壊すことなく、速くしていかねばなりません！
まずは足回りから着手。
ハードなサスも考えましたが、
普通に街乗りもされるということでしたので、
今回はKW・DDCキットをチョイス！
SPORTにすればクラブスポーツ並みの減衰力を発生致しますので、
サーキットでも充分走れます。
DDCキットは多数取付してますので、
サクサクと取付完了。
![DSCN8581[1].jpg](/wp-content/uploads/blog/DSCN8581%5B1%5D.jpg)
![DSCN8582[1].jpg](/wp-content/uploads/blog/DSCN8582%5B1%5D.jpg)
バルブユニットもカプラーONですから、
接触不良等の心配もありません。
そしてGOLF６系シャーシの要と言えば、
スタビライザー。
![DSCN8584[1].jpg](/wp-content/uploads/blog/DSCN8584%5B1%5D.jpg)
もちろんCOX強化スタビライザーをチョイス。
重量はありますが、中実タイプなので、
大幅なロール剛性アップと、粘りのあるロール制御を実現。
COX強化スタビはフロント２段調整でリアが３段調整。
特にリアスタビのセッティングで、GOLF5＆6は大幅に性格が変わりマス。
車重のあるGOLF・Rですので、しっかりと車を止めることも肝心です。
今回はコントロール性に優れた、I-SWEEP・IS3500を投入。
初期制動は少し緩めですが、ペダルの奥の方で、
制動力が立ち上がるので、実にコントロールがしやすいパッドですね。
ブレーキはDIXCEL328レーシングフルード。
安心・安全のブレーキタッチを確保！
そしてパワーアップを図るためにNEUSPEED・JSP-CHIPをインストール！
K04タービンが搭載されるCDL型エンジンのポテンシャルを、
256PS→300PS
39.0kg/m→43.9kg/m
まで大幅にポテンシャルアップ！
特に高回転時の伸びはノーマルとは比較になりません。
K04タービンが本来の仕事をします。
もちろんディバーターバルブはFORGEの強化タイプへ。
ブーストアップ車両には必須ですし、
ピックアップも良くなります。
エアクリーナーはK&Nリプレイスメントフィルターへ。
吸気効率を上げて、更にポテンシャルを引き出します。
そして確かなドライビングポジションを確保する為に、
シュロス・４点式シートベルトを装着。
腰が２インチでショルダーが３インチなので、
凄く締めやすいんです。
ボクも、このモデルを愛用してます♪
ラップショットも取付させて頂きました。
練習する時に自分のラップタイムが分かると、
上達も早くなりますよ。
そしてアルミホイールはRAYS・RE30クラブスポーツをチョイス！
もちろん軽量・高剛性鍛造モデルです。
個人的にこのホイールはホントにカッコいいと思います！
タイヤはADVANネオバAD08。
最近はディレッツァZ2が人気ですが、
グリップ力とライフではまだまだ引けを取りませんネ♪
足回りのセッティングを出したら、アライメント調整致します。
もちろん最後は各部を増し締め点検中！
バッチリ完成！
派手な改造は施してませんが、
GOLF・Rが本来持つポテンシャルを、最大限発揮できるように、
バランス良く仕上げさせて頂きました。
サーキット走る車は、パワーだけあってもダメですし、
ブレーキばかり良くてもダメ。
ボクが個人的にいつも車両を仕上げる時に気にしているポイントは、
①アクセルを踏みぬけるレベルのパワー
②コントロールしやすいブレーキ
③接地感があり、荷重移動がしやすいアシ
④リアの滑り出しが分かりやすいアライメント
⑤駆動輪のトラクション確保
⑥正しいドライビングポジションが確保できるシート
サーキット走るには当たり前の話なんですが、
これを実現するのはホントに難しいんです。
このK様のGOLF・Rはこの６つのポイントを、
バランス良く保てたと思いますので、
また来年から一緒に練習に行きましょうネ♪