ベイシス ブログ

車検

こんばんわ!中西です

ワタクシのビートルが丁度車検でございました

1976年式なのでほぼワタクシと同い年の47歳

初年度登録が1976年1月なのでワタシが1975年5月生まれですので

自分の中では同級生だと思ってます(笑)

 

さてさてこちらはN様のGOLF・R!

「DSGがおかしいんだ」

 

とのご相談を頂きました

 

診断していくとメカトロの誤作動が原因で

DSGのギアが噛みこんだままの状態になってました

通常はメカトロを交換すればDSGのトラブルは大体解決しますが

今回はギアが噛みこんだことによりミッション本体にもダメージが(汗)

 

新品は高額過ぎるしドイツにも在庫が無いし

更にGOLF6R用の中古DSGもどこにも在庫が無いので

これはもう修理が無理なのか、、、と半分諦めモードに、、、

 

他の車種のDSG本体は使えないのかと思い

ギア比を調べてもGOLF6Rと同じギア比のDSGなんて全然ありません

 

それでも諦めずにギア比を調べていくと、、、

なんとパサートR36とGOLF6Rのギア比が全く同じ事が判明!

(2.0Tと3.6のNAが何故同じなのかはいまだに謎ですが)

そしてパサートR36の中古DSGも見つかるというミラクルが発生!

 

そして届いたパサートR36用の中古DSG

ヨシ!これで治せるぞー!と意気込んで積み込んで行きますが、、、

アレ?ちゃんとドッキングできないぞ??

 

そりゃそうですよねエンジンが全然違うのでハウジングの形が異なってました

ですのでDSGを一度分解してハウジングを組み替えていきます

DSGの分解はLSDの組込で手慣れてますからお手の物です

 

ハウジング組替完了

写真で見るとよくわかりませんが細部が異なるんです

 

クラッチはSSTを使い組み上げて行きます

このSSTが無くてもさほど困りませんが

あった方が作業しやすいですね

 

主原因はメカトロですからこれは新品にチェンジ

メカトロも世界的に欠品が続いてますので困ったものですが

こちらのお車の分は奇跡的に新品がありました♪

 

あとは手はず通りDSGを積み込んでDSGオイルとフィルター交換して無事に修理完了!

恐らくですが世界中にあるGOLF6Rの中で

パサートR36のDSG本体とGOLF6Rのハウジングを組みあわせて

GOLF6Rのメカトロのプログラムで動いている車両は

このお車だけなんじゃないかと思います

最後まで諦めずに探し続けて本当に良かったです♪