こんばんわ!中西です。
昨日はご近所のアンダーレさんの社長が釣ってきてた、
ブリを丸々1匹頂きました!
10Kg近くある立派なブリでございます♪
最近うちの嫁なんですが、、、
さばくのがかなり上達してます(笑)
今日の晩御飯はぶりづくしの予定です♪
さてさてこちらはT様のE46・M3!
「サーキット仕様に仕上げてね!」
とのご依頼を頂きました♪
色々やることはありますが、今回は軽量化無しの、
吸排気・デフ・脚・その他色々のプランでまいります。
まず走る前に各部の診断からはいります。
程度のよい固体でしたが、
VANOSのフィリスターボルトが未対策でしたので、
まずは対策品に交換してまいります。
バルタイがずれないようにマーキングしながら分解してまいります。
インテーク・エキゾーストあわせて12本のボルトがフィリスターボルト。
このボルトが経年劣化で破断してしまい、
バルタイがメチャクチャになって一撃エンジンブローという、
最悪の事態を招くことがございますので要注意。
左が対策ボルトで右が未対策ボルト。
対策品は素材が変更されており、
頭もトルクスになっております。
ゆるみ止めの為ロックタイトを塗ります。
もちろん全てメーカー規定トルクに準じて、
全てトルクレンチでトルク管理して組みます。
エキゾースト側のフィリスターボルト交換完了。
同じようにインテーク側も交換して対策完了!
次はLSD組み込みとファイナル変更
デフを分解してまいります。
今回使うLSDはATSカーボンハイブリッドLSD1.5WAY
カーボンハイブリッドにすることで、
プレート磨耗によるイニシャル低下を低減できます。
もちろんカーボンLSDのよいところはそのまま生かされますので、
初期はマイルドにLSDが効きはじめてくれます
ファイナルはノーマルの3.6から3.9へ。
刃アタリとバックラッシュを念入りに調整。
シムを入れたり抜いたりしながら、
バックラッシュと刃アタリがが丁度いいところにもっていきます。
デフの組み上げはこのスリーブ(通称:ちょうちん)のつぶれ具合が肝心。
これは古いほうの部品。
ベアリングプリロードを測定する工具を使い、
こちらもメーカー規定トルクに準じて組み上げます。
締め込みすぎるとベアリングプリロードが強すぎて、
ベアリングの焼きつきなどを起こしますのでここも、
非常に繊細なトルク管理が重要です。
サスペンションはSPLIT車高調をご用意させていただきました。
もちろんサーキット仕様なので、
スプリングレートと減衰はBASISオリジナル仕様で仕上げました。
レート聞いたら
「え!?そんなカタイスプリングなの?」
と驚かれます(笑)
前後共に全長調整式ショックです。
リアスプリングはサイズの都合上スイフトを使いました。
リアロアアームはAMS調整式ロアアームへ。
リアキャンバーを4度以上付けるには、
この調整式ロアアームが必要です。
昔は高価なCSL純正ロアアームがありましたが、
最近は手ごろで信頼できる製品があるのでいいですね♪
マフラーはラプターフロントパイプでフロントパイプを等長化。
リアは同じくラプターブランドのレーシングタイプ。
純正は4本出しですが、
少しでも軽いほうがいいので男の1本出しです!
吸気システムはAFEステージ2乾式タイプをチョイス。
豪快な吸気音とレスポンスが更にやる気にさせてくれますね。
ブレーキ周りはノーマルのまま、
ステンメッシュホースとブレーキパッドの交換。
パッドは制動屋特注のN1-500Rをチョイス。
もちろんクーリング対策の為に、
導風板も製作して装着させて頂いております。
ホイ-ルはもちろん!TE37SL。
男の10.5Jの4本通しサイズ!
タイヤはディレッツァZ2スタースペックを装着。
もちろんフルバケ・4点式シートベルト・ステアリングなどなど、
サーキット走行に必要なものは全て交換。
安全装備は重要ですからね♪
車高は見た目よりも走り中心でセット。
もちろんアライメントもサーキット仕様でセットさせて頂きました
バッチリ完成!!!
M3としては最後のNA・直6・6連スロットルサウンドもスバラシイです♪
デビューから15年以上が経つE46・M3ですが、
今でも本当に色褪せないすばらしい車です。
ちょっと僕もE46・M3欲しくなってきたかも(笑)
明日2月22日は月曜定休日となりますので、
また2月23日にお会いいたしましょう♪