ベイシス ブログ

ストーカーか(笑)

こんばんわ!中西です
アジリティ競技を通じてうちの嫁と
我が家のカンタは主従関係もできており深い絆で結ばれております

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嫁がお風呂中でも必ず扉の前でずっと待ってます
お前ストーカーか(笑)

さてさてこちらはI様のBMWミニ・クロスオーバーJCW!

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「走行中に異音がするんだ。修理お願い」

とのご相談を頂きました

ロードテストして色々点検していくと
どうもミッション本体かトランスファー(センターデフ)から
ガラガラ異音がしているような状況でした

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でもあまりトランスファーが壊れるって
そんなに聞いたことないので
今回は結構トラブルシューティングに悩みました

とりあえずトランスファーオイルを補充する
ボルトがあるのでそれを抜いてみました
(オイルを抜くドレンボルトは存在せず)

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するとおびただしい量の鉄粉が・・・(汗)

これはトランスファー内部で何かが起こっている事は間違いないと
いうことで急遽トランスファーを下ろすことに

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フロントパイプ外したりサブフレームずらしたりで
結構時間がかかりましたが無事にトランスファーが下りました

早速トランスファーを分解して内部を点検

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最初見た目にはどうってことないように見えるんですよね

しかし異常個所を発見!

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この丸印部分のギアの色が変色してます
これは明らかにギアのアタリがおかしくなって
表面がドンドン削れている証拠です
原因はベアリングに異常が出て
ギアのバックラッシュがおかしくなったのが主原因でした

部品の供給はメーカーリビルトトランスファーでの供給になります

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まだメーカーリビルトなので恐ろしく高額ではありませんでした

順序通りリビルトトランスファーを車両に戻して参ります

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しかし問題なのは何故走行距離70000kmくらいで
トランスファーが壊れたのかです
こういう大きな故障が再発しないように
原因を追究するのが整備の仕事です

色々検証していくと原因が判明

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タービンから出てすぐのフロントパイプと
トランスファーのクリアランスが異常に狭いことが発覚!
丁度ココの内部のベアリングがダメになってましたので
恐らく排気熱の高温にさらされ続けた結果
トランスファーオイルが油膜切れを起こし
ベアリングが焼きついてガタが出てバックラッシュがおかしくなったと思います

再発しないように対策を施しました

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フロントパイプ周辺を耐熱処理してこれで熱害もかなりマシになりました
これでまだまだ安心して乗れますね♪