こんばんわ!中西です。
去年の暮れに携帯電話をようやく変えました。
スマホにするか悩みましたが、すぐに携帯を落とす人間なので、
絶対壊すと思い普通の携帯にしました(笑)
まぁそれは言い訳で、スマホを使いこなすことができないので、
普通の携帯にしたのが最大の理由ですが(爆)
さてさてこちらはT様のポルシェ997GT3!
今年も沢山サーキットへ行きましょう♪
今回は更なるエンジンのレスポンスアップを狙う為、
ORCの軽量フライホイール付き強化クラッチを組まさせて頂きました。
実は3.8・GT3への国内第一号装着です!
(3.6はメーカ―さんでも適合確認が取れておりました)
今回の強化クラッチはメタルのツインプレート方式です。
もちろん軽量フライホイールも付属致しております。
こちらのクラッチのトルクリミットは735nm!
まずはミッションを降ろすところから開始。
専用のSSTを使ってエンジンを固定して、色々なパーツを外していきます。
そしていよいよエンジンとミッションを分離します。
ミッションジャッキで支えながら慎重にミッション本体を降ろします。
そして無事にミッションが降りました。
ポルシェのミッションはコンパクトにできてますよね。
更に驚くことは、凄く作業性がよいこと。
いつでもメンテナンス出来るように作られているのがポルシェなんです。
なんでもカレラカップのメンテしてるメカニックは、
2時間程でミッションが降ろせるそうです!
出てきましたのが純正クラッチ&フライホイール。
GT3はいわゆるダンパー付きのダブルマスフライホイールが標準です。
ちなみにRS(レンシュポルト)モデルはダンパー無の、
シングルマスフライホイールが標準装備されてますので、
RSは圧倒的なレスポンスを誇るんです。
では純正とORCの重量比較!
純正18.6Kg
続いてORC。
12.7kg
約6kgもの軽量化です!
これはレスポンスアップが期待できますね~
(重量は体重計で計っているので誤差はあります)
(メーカ―公表値は12.4kgです)
では早速エンジン側に組んでまいりましょう。
まずはフライホイールをクランクシャフト側に装着致します。
もちろん9本のボルトは全て新品へチェンジ。
当たり前ですが、全てポルシェ指定のトルクで締め付けております。
そしてディスクとカバーを装着。
レリーズベアリングも新品に交換します。
そしてまたミッションを元通りエンジンとドッキングさせます。
レリーズフォークを固定するシャフトを入れるのが至難の業でしたが、
オゾエ工場長の器用さで一発で決まりました!
これで元通り!
エンジンかけるのが楽しみな瞬間です♪
今回はついでといってはなんですがリジカラも装着させて頂きました。
997は前後セットの設定でございます。
あとはアライメントを調整致します。
997のアライメントは沢山調整してデータも豊富ですので、
いつも通りサーキット向けにセッティングを出しました。
そして肝心要の今回のクラッチのインプレッションですが、
これは驚愕のレスポンスを実現してくれます!
まず回転落ちが、ノーマルのGT3とは比較にならないほど速いのと、
もちろん吹け上がりも、RSモデルに勝るとも劣らないレスポンスです。
一気にレッドゾーン手前まで吹け上がり、一気に高回転時のパワーを解放します。
更にトルク伝達能力も高いので、クラッチをつないだ瞬間から、
リアタイヤが路面を蹴飛ばすように加速致します!
更に更にこのクラッチの凄いところは純正よりも踏力が少なくてすむので、
クラッチペダルが凄く軽くなり、街中でも運転しやすいのです。
そしてプレッシャープレート自体にクッション機構を設けてあるので、
ツインプレートの強化クラッチながら、半クラッチが使えるんですね。
イイことずくめのこのクラッチはGT3・3.8にお勧めだと思います!