こんばんわ!中西です。
今日は昨日までと比べると、
驚くほど寒いですね(笑)
夜のBASISファクトリーも冬に逆戻りです・・・
体調を崩さない様にしっかりと管理していかないとダメですね。
さてさて今日はGOLFカブリオのリフレッシュを御紹介。
こちらはO様のGOLFカブリオ。
「エンジンの調子が悪くて全然走らないんだ。」
とのご相談を頂きました。
この年代の車は色々とアナログ機械を駆使して直してまいります。
エンジンのコンプレッションを点検しましたが、
特に大きな異常も無くコンプレッションも正常。
原因はバルブタイミングのズレと、
点火時期が狂ってました。
久しぶりにタイミングライトを使いました(笑)
つぎは足回りをリフレッシュ致します。
今回はKWのバージョン1をご用意!
久しぶりにGOLF1の足回りを作業させて頂きました。
シンプルだけど非常によくできた足回りですね。
同時にガタつきのあったボールジョイントと、
タイロッドエンドも交換させて頂きました。
こちらのパーツは生産中止でしたが、
ドイツ本国よりなんとかお取り寄せしました
次はブレーキ周りのオーバーホール。
キャリパーは分解洗浄してシールやダストブーツ等を交換。
長年の汚れが落ちてブレーキもスッキリ!
リアドラムも分解して点検。
ライニング等はまだまだ使えましたので、
ブーツがヘタっていたホイールシリンダーを交換。
昔はシリンダーのカップキットだけ出たんですけどネ~
エンジンオイル漏れを起こしていたオイルパンガスケットも交換。
GOLF1や2は社外品の安いガスケットもあるんですが、
またすぐに漏れるので、信頼のVW純正品を使いました。
ロアホースからクーラントも漏れてましたので、
即交換!と行きたかったのですが、
生産中止であちこち探し回りようやく発見。
ついでにクーラントもVW純正品へ交換。
抜け過ぎだったマフラ―は全てワンオフ製作して作りなおしました。
音量を抑えるのと低速トルク確保の為、できるだけ容量の多いタイコを入れました。
マニュアルだと高回転を多用するので、排気抵抗が無い方がいいですが、
こちらは3速ATなので2500rpm~3500rpmでのトルク確保が肝心。
今回は触媒も一から製作して、レスポンスよりもトルク重視のマフラ―にしました。
出口はクラシカルさを重視して細めの2本出しに。
当時のGOLF1GTIをイメージして製作させて頂きました♪
後はアライメントを調整致します。
フロントト―だけの調整ですが、
調整するとしないとでは随分走りが変わってきます。
バッチリと仕上がりました♪
GOLF1はほとんどの部品が生産中止なので、
部品の調達に非常に時間がかかりましたが、
なんとか確保して修理完了。
バルタイ調整と点火時期も調整して、
トルクフルなマフラ―に作り替えたことにより、
走りは凄くよくなりました!
内装・外装は完璧に仕上がっておりますので、
とても素敵なGOLFカブリオになりましたね♪
O様からも、
「メッチャ走るようになったよ!」
と喜んで頂いて本当にヨカッタです♪