こんばんわ!中西です。
もう9月も終盤になり、いよいよ秋本番ですねー!
秋の夜長は読書に限る・・・ということでこの本購入しました。
犬好きでCATV見てる人ならご存知シーザーミランの著書でございます(笑)
獰猛でいうこと聞かない犬でも、シーザーの手にかかればキッチリ躾されて、
利口な犬になるのが本当にすごいんです。
基本的に犬に問題があるのではなく、飼い主に問題があるという教えですので、
非常にフムフムと思いながらCATVを見てます♪
さてさてこちらはY様のAUDI・A5スポーツバック!
「エンジンが絶不調なんだ。直して」
とのご依頼です。
テスター診断すると異常なくらいのミスファイアカウント。
通常であればイグニッションコイルなどがあやしいですが、
スパークプラグを外してみると、もうプラグの頭が溶け始めており、
デトネーションを起こしていることが判明。
エンジンをばらして原因を究明してまいります。
縦置き2.0Tは分解するのにかなり手間が必要です。
更にSST(特殊工具)も色々いるので、
早々簡単には分解できません。
インテークバルブはカーボンスラッジが溜まってます。
RECSをやっている車両なんで、コテコテにはなってませんが、
直噴エンジン特有の溜まり方ですね。
いよいよエンジンが下りてヘッドとブロックを分解。
カーボンでかなり汚れてますね。
ピストンヘッドもかなりひどい状態です。
インテークバルブにもかなりカーボンが溜まってきてます。
このインテークバルブに蓄積したカーボンが原因で、
吸気されたエアーがスムーズに燃焼室内に流れ込まないので、
燃焼室内部で異常燃焼(デトネーション)を起こしていた模様。
そしてこれだけカーボンが溜まった原因が恐らくコチラ、
シリンダー壁面が変色してますね。
これはピストンリングのアタリがシリンダー壁面と悪いので、
熱の入り方がおかしくなって変色しているのです。
以前よりコチラのお車はオイル消費が段々多くなってきてましたので、
大元の原因はピストンリング不良だと思います。
オイル消費増加→ブローバイガスの増加→インテークポートにどんどんスラッジが溜まる
これの繰り返しで最終的にデトネーションを起こしたのが原因だと思います。
この場合だとピストン&ピストンリング交換。
そしてヘッドオーバーホールという作業になるのですが、
バルブガイドにもガタツキが出ておりましたので、
かなり費用のかかる作業となります。
かといって新品エンジンは130万オーバー(汗)
色々お客様と相談した結果今回は中古エンジンに積み替えることにしました。
丁度2013年モデルのA4のエンジンがあり、走行距離も25000kmほどでしたので、
この中古エンジンに積み替えて、また元気に走行できるようになりましたよ!