こんばんわ!中西です。
いっつも豪勢なもん食べてるよなーって言われますが、
平日の食卓はほんとに普通ですよ(笑)
ちなみに昨日はチヂミとビールです♪
さてさてこちらはH様のAUDI・A6。
「エンジンオイル漏れが酷いんだ修理お願い」
とのご相談を頂きました。
4FのA6でオイル漏れする個所は大体作業困難な場所です。
なのでエンジン下ろして修理いたします!
降りたエンジンルームはスッカラカンでスッキリ
簡単に書いてますが下ろすのに2日ほどかかりますが(笑)
さぁエンジン下りたら早速分解していきましょう!
ドンドン分解してまいります。
ヘッドが降りました。
こちらのエンジンは2.8FSI(直噴)なので、
かなりカーボンが溜まっておりますね。
ピストンヘッドもにもかなりのカーボンが。
カッチカチなんでそう簡単には落ちません。
特殊な洗浄液に漬け込んで掃除します。
ちなみに洗浄液は固まったカーボンを柔らかくするものなので、
柔らかくなった後はひたすら手作業で汚れを落としてまいります。
インテークバルブもカーボンが蓄積してますね。
まだターボではないのでそこまでブローバイが酷くないため、
とてつもないカーボンの量ではありませんが、
精神衛生上よろしくありません。
こちらも綺麗に洗浄。
本当は分解してポート研磨とかしたいぐらいです(笑)
ひたすら手作業で掃除したヘッドとピストン
ピカピカになって気持ちもスッキリ♪
洗浄が完了したら各部のパッキンを交換してまいります。
パッキン交換も結局は交換する面を綺麗に洗浄しないと意味がありません。
そして順番にヘッドを組み上げていきます
特殊工具を使ってバルブタイミングもキッチリ合わせます。
いずれトラブルを起こすウォーターポンプやサーモスタットも交換。
車載状態だとV6エンジンの場合は交換に困難を極めますが、
エンジン単体だと交換自体は実にラクチンです♪
交換しにくいリアカバーパッキンも楽々作業できます。
ここもよく漏れる個所ですので要注意ポイントですね。
後は完成したエンジンを元通りに積み込んで無事に作業完了!
オイル漏れも完璧に治りましたし、
なによりカーボンを全て除去したので、
初爆も速くなり、メカニカルノイズもかなり静かで、
物凄くフィーリングのよいエンジンに生まれ変わりました♪
時間と手間のかかる作業ですが完成した時の喜びは格別ですね!