こんばんわ!中西です
昨日のブログで書いていた杏子のエリカラ
こなつも手にデキモノができて余りにも舐めるので
ダブルでエリカラ生活になりました
こなつはエリカラしててもガスガスどこでも行くので
家の中であちこちぶつかってます(笑)
さてさてこちらはI様のBMW・E30・325
「エンジンオイルもれが酷いんだ」
とのご相談を頂きました
点検するとエンジンブロックからの
オイルラインから大量のエンジンオイルが流れ出てきてました
エンジンをかけてると普通に出てくるので
これは完全にアウトな状態です
エンジンオーバーホールが必要ですので
早速降ろしていきます
降ろしてから全て分解します
ブロックを点検します
やはりオイルが漏れていた部分の
ガスケットのアタリがおかしいのが一目瞭然です
まずはヘッドから着手
面研してバルブシートカット及びバルブフェイス修正研磨
バルブガイドはオイルがにじみだす素材で特注製作しました
もちろんインテーク・エキゾーストの
ポート研磨及びポート拡大も実施済み
NAエンジンはこういった細かい積み重ねが重要
手間隙かけてスペシャルヘッド完成
NAはヘッドチューンがキモです
ブロックも面研してボーリング加工しました
ホーニング跡も綺麗に出てます
ピストンはBMW純正の3サイズオーバーピストンをご用意しました
どこを探してもなかったんですが
今回はイギリスルートで6個だけ見つけました♪
もちろんですがヘッドもブロックも組む前に徹底洗浄してあります
ヘッドカバーとインマニはサンドブラスト加工して
見た目がピカピカになりました
ブロックにクランクを組み付けて
コンロッドやメタルを組んでまいります
当たり前ですが全て精密トルクレンチで
トルク管理して組み上げていきます
ヘッドとブロックをドッキング
丁寧に組み上げていきます
ステアリングギアボックスとパワステポンプも
オーバーホールしました
流石にもう新品パーツは供給がありませんでしたが
OHすれば新品同然の機能を果たしますので大丈夫
補機類も組み付けて行きます
そしてエンジンが完成しました!
車に積んでいきます
クランキングでたっぷりオイル回して
からエンジン始動
やはりフルオーバーホールしたエンジンですので
かかった瞬間は感慨深いものがありますね♪
5ヶ月程かかりましたがバッチリ完成!
走行1000kmまでは3000rpmで慣らしですが
やはりヘッドチューンで圧縮が上がっているので
排気音がノーマルとは全然違います!
回転も非常にスムーズかつトルクフルですので
シルキー6エンジンが生まれ変わりました
ドイツ人が組んだエンジンを日本の技術で更に洗練することで
本当に素晴らしいM20エンジンが完成いたしました♪