こんばんわ!中西です
RAYSさんからTE37ウルトラトラックエディションⅡが発売されました
通常のトラックエディションより更に軽量化が進められたモデルでして
センターキャップも付けられますからストリートでもバッチリです♪
https://www.rayswheels.co.jp/products/wheel.php?lang=ja&wheel=TE37Ultra_TR2
さてさてこちらはK様のAUDI・TTクーペ!
「エンジンからの異音が酷くて調子が悪いんだ」
とのご相談を頂きました!
ノイズが酷い周辺はヘッド周り
もしや・・・と思いハイプレッシャーフューエルポンプを外して見ると・・・
ポンプのシャフトの先がありません(汗)
カムフォロアーを外してみると・・・
砕け散ってます(滝汗)
更にポンプを押す部分のカム山は削れてギタギタ
砕け散った金属の破片はエンジン内部に吸い込まれていった模様(激汗)
流石にこのエンジンを直すとなると莫大な費用がかかりますので
今回は程度の良い中古エンジンに積み替えることになりました
ドンドン分解してエンジンが下りました
そしてこちらが中古エンジン
今回は64000km走行のエンジンです
カムフォロアーが砕け散った原因は
カムシャフトの素材不良によるものです
ハイプレッシャーポンプをリフトさせる部分の山が
異常磨耗を起こして減り続け最後はカムフォロアー粉砕に至りました
中古エンジンも同じような事になっては困りますので
今回は対策して積み直す事になりました
カム周辺を分解
分解後は古いガスケット等を綺麗に掃除
この作業が何気に一番時間がかかります
ついでにインテークポートのバルブ洗浄も行いました
カーボンスラッジも無くなってスッキリ
カムシャフト組み付け
最近のエンジンはカムキャップがないので
このようにアッパーパートでカムを固定します
もちろん全てトルク管理して組み付けます
ちなみこちらが対策されているカム(通称Bカム)
下が磨耗した対策前のカム(通称Aカム)
明らかに部品が変わっているのが目に見えてわかりますね
そしてようやくエンジンが完成
もちろんタイミングベルト類等も全て交換済み
そして後は元通りエンジンを積みなおして参ります
エンジンはしっかりクランキングしてエンジンオイルを
行き渡らせてからエンジン始動!
ロードテストして各部点検して無事に修理完了
メカニカルノイズも非常に少なくまた絶好調なTTに戻りましたよ♪