こんばんわ!中西です
我が家でここに飛び乗れるのは長女の杏子だけの特権
自分も登りたいけど上れないこなつは
「ワンワン」
吼えてるだけです(笑)
さてさてこちらはM様のBMWミニR56クーパーS
「エンジンから異音が酷いんだ」
とのご相談を頂きました
早速タペットカバーをめくって内部を点検して参ります
大体このエンジンはチェーンテンショナー不良による
異音が多発している固体です
予想通りでした(汗)
チェーンテンショナーに異常が生じて
タイミングチェーンが中で暴れてガイドがバラバラ(滝汗)
とりあえずバラバラの破片を
全て探すところからスタートしますが
どう見ても数個足りません
もしやと思いオイルパンをめくってみました
居ました(汗)
オイルポンプの吸い口にへばりついたガイドの破片を発見
これではオイルポンプがまともにオイルを吸えませんので
危うくエンジンブローの可能性もありました
タイミングチェーンも伸びてますね
主原因のチェーンテンショナーは対策品になってます
左が対策品で右が古いものです
一目瞭然で部品が変更されております
更にマフラーからの白煙も酷かったので
バルブステムシールも交換します
エアーを送り込んでバルブが落ちないツールを使って
ヘッドが車載状態でステムシールを交換してまいります
左が新品で右が古い方
写真ではわかりにくいですが
古いほうが明らかにシールがヘタってます
オイル管理が悪かったりすると
ステムシールを傷めやすいので要注意です
16バルブですから16個交換しないといけません
これが中々時間のかかる作業ですが
手間を惜しまず丁寧に進めてまいります
更にこちらの車両はオイルポンプのチェーンもダルダルに伸びてました
同時にオイルポンプチェーンも交換しました
後は順番に組み付けてまいります
ほぼ元通りの状態に戻ってきました
その後はスペシャルツールを使い
バルブタイミングを調整します
ここが一番重要ポイントでして
バルブタイミングが狂ってるとエンジンを壊す原因にもなりますし
少しの狂いでもパワーが出なくなりますので要注意
今回はキッチリ時間をかけて調整致しましたので
絶好調のエンジンに生まれ変わりましたよ♪