こんばんわ!中西です。
今日もイマイチすっきりしないお天気でしたね~
でも明日は晴れということですので、
GW初日の皆様の御来店お待ち致しております♪
色々な御相談に是非とも訪れてくださいネ。
ところで・・・
大阪(関西)で551と言えば551蓬莱のブタまんですよね。
もちろんボクも大好物の一つなんですが、
そのブタマまんに匹敵するくらい好物なのが、
この肉団子!
ちょっと甘めのタレが美味しいんですよね~
これで缶ビール3本はイケます(笑)
さてさて先日から作業致しておりました、
DSGへのLSD組込が無事に完成!
最近結構お問い合わせの多いDSGへのLSD組込ですので、
少し詳しく御説明致します。
まずはボディに養生をしっかりしてから、
補機類を取りはずしてまいります。
もちろんエンジンハンガーも必要になります。
次はエンジンとDSGを切り離します。
ミッションジャッキで支えながら慎重に降ろします。
ここまでの作業で約2時間。
こちらがDSGミッションASSY。
普通のATやMTに比べるとかなり重量があります。
次は分解にかかります!
慎重にクラッチハウジングを分解致します。
多板クラッチの様な構造ですので慎重に慎重に・・・
ちなみにこれがメカトロニクス。
いわゆる通称「メカトロ」ですね。
とりあえずDSGに装着されているパーツはほとんど外します。
フランジ・クラッチ・メカトロ・オイルポンプ等々・・・
慎重にケースを開けると中身はこの様になっております。
ほぼ、というかほとんど中身はマニュアルミッションです。
ちなみにDSGの中にはオイルストレーナーが装着されてます。
これは交換パーツが出ないので再利用となります。
ちなみに周りにマグネットが装着されているのですが、
結構な鉄粉が付着しております。いわゆる摩耗したスラッジですね。
次はノーマルデフからリングギアとサイドベアリングを外します。
リングギアのリベットをサンダ―で削ってから慎重にプレスで抜き取ります。
ここはショップさんによってやりかたが色々で、
ボール盤でドリルを使って抜き取るケースもあります。
(この時点ではすでにベアリングプ―ラ―を使ってサイドベアリングは抜き取り済み)
次はクワイフLSDにリングギアをセット致します。
クワイフLSDにはリングギアをとめるボルトが点いてますので、
それを1本・1本ロックタイトを塗ってから、
確実にトルクレンチでトルク管理して締め込みます。
次はケースに付着した古いガスケットを綺麗に除去。
これが結構時間のかかる作業でして、
古いガスケットを綺麗に掃除しておかないと、
オイル滲みや漏れの原因になります。
ちなみにDSG分解・組立に使う新しいパーツはこれだけです。
オイルパンガスケット・メカトロのオーリング・オイルポンプのガスケット、
オイルポンプのカバー(ガスケット付き)の以上です。
場合によってはクラッチハウジングのフタも交換致します。
あとはケースを元通りに組みます。
装着されていたパーツも全て元通りに。
今度は車両に載せていきます。
降ろすよりも載せる方が実は時間がかかります。
エンジンとドッキングするのは慎重に!
無事にエンジンに載せ終わり、補機類も元通りに戻したら、
最後にDSGオイルを注入。
もちろんVCDSで温度管理しながら注入致します。
既定の温度で入れないと後々トラブルのもとになりますので要注意!
全ての作業が終わったらロードテストして、
最終チェック!
各部の増し締め・オイル漏れ・異音等を点検して異常がなければ全て完了!
LSD投入後はステアリング切ってアクセルを踏めば、ハンドルを切った方向へドンドン進みます。
サーキット走行等のスポーツ走行には是非とも投入したいアイテムですが、
それなりにリスクも伴いますので、装着の際はショップ様とご相談の上での装着をお勧めします。
もちろん絶大なるトラクションを得ることができますが、
これにはハイグリップタイヤやセッティングの決まったアシが必要になります。
でもこの辺りのバランスも良ければ、GOLF5GTI・R32は凄く面白いクルマになりますよ!
もちろん同じDSGを搭載しているAUDI・TTもその一つです♪