ベイシス ブログ

TTでサーキット♪

こんばんわ!中西です。

F1の結果が気になるので、今日は一切インターネット見てません(笑)

更にお客様にも、

 

「今、F1の結果言わんといて下さいネ!」

 

と、みんなにお願いしてました(爆)

 

さて昨日はaf・impの発売日でした♪。

 

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今回は「TTでサーキットを走る」特集のお手伝いをさせて頂いた記事が掲載されてますので、

興味のあるかたはご覧になってくださいネ♪

 

さてこちらはM様のAUDI・TT・1.8TQ。

 

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エンジンルームから想像ができるように、

結構なチューニング車両です。

 

今回はNEUSPEED・JSP-CHIPをインストール!

 

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これでバリバリ速くなる!・・・の予定だったのですが、

何度テストしても最大ブースト0.9bar(汗)

でもフォルトメモリー(エラー)は一切入らないんです。

 

こうなってくると、手掛かりは各種センサーの測定値。

 

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測定値を読み取りながら実走を続けます。

オゾエ工場長が

 

「どうもアヤシイところがあるッス」

 

ということで、、、

 

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色々と点検していくと、どうもディバーター周りの配管の接続がおかしいんじゃないか?

というところにたどりついて、良く調べるとバキューム配管が間違えて接続してありました。

 

ヨシっ!これでOK!とまた実走したら今度は高回転域で明らかなるトルク感のダウン・・・

測定値を見ると、負荷時の燃料補正がおかしいんです。

 

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またゴソゴソ調べます

 

調べていくとこれが原因でした。

 

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調整式のプレッシャーレギュレーターが解放し過ぎの模様。

 

幸いなことに燃圧計がつけてあったので、これを見ながら適正な量に調整してまいります。

 

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解放時/アイドリング時で純正は3.0Bar/2.5barなのに対し、

今回はチューニング車両ということで4.0bar/3.5barに設定しました。

ちなみに調子の悪い時は解放で5.0barでした。

 

これでバッチリセッティングOK!

もちろんO2センサーの学習値もイイ数字が出ました。

 

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オーバーシュート時で最大ブースト1.7barです(驚)

これはチト上がり過ぎですが、きちんと車両の状態を整えることで、

これだけのポテンシャルが引き出せます。

たまに、、、

 

「燃料を濃くすれば速くなりますよね?」

「燃料が足りていないのでしょうか?」

 

というお問合わせを頂きますが、

現代のエンジンECUは燃料の補正をかけるという機能があります。

例えば今回の様にフューエルプレッシャーレギュレーターを解放して、

どんなに沢山ガソリンを送り続けても、

燃料が濃すぎると、逆にエンジンECUは噴射量を薄い方へ補正するので、

結果的にトルクダウンするという症状になります。

今のエンジンECUは燃料がリッチであればリ―ンに補正し、

リ―ンであればリッチに補正致します。

 

そして補正の範囲を超えるとエンジンチェックランプ点灯というケースもありますので、

燃料関係のチューニングパーツを装着するときは、

そのあたりに充分気をつけてお店と相談されてから交換致しましょう。

もちろん装着前と装着後の各種測定値のロギングも必ず必要ですよ。