こんばんわ！中西です。
今日は先日からの寒さがどこへいったのかというくらい、
暖かい一日でよかったです！

今日はおかげ様で作業もよく捗りました♪

さてさてこちらはA様のAUDI・S4！

「車検と修理よろしくね。特にクーラントがメチャクチャ減るんだ」

とのご依頼を頂きました。

まずはリアデフからオイル漏れが激しかったので、
デフのオイル漏れから修理開始。

もちろんデフ下ろしてから修理始めます。

大体B8・S4で漏れているのはこのサイドシールから。

シール交換すれば問題なく直ります。

余談ですが、B8・S4のリアデフオイルは種類があるのです。

この様にデフケースにATFと刻印のある車両はATFで、
そうで無い車両は普通のデフオイルでございます。

そして次はクーラント漏れ修理。

フロントバンパーやコアサポート等を外して、
漏れの原因を探ってまいります。

まず漏れの第一個所発見。

ラジエターから漏れておりました。

だがしかしこれくらいの漏れで、
そんな凄い勢いで減るのはおかしいです。

なので更に分解して原因を調査。

第二箇所発見。

3.0Tでよくあるウォーターポンプからの冷却水漏れでした。
写真はもう交換済みですがかなりの量が漏れた跡がありました。

そしてウォーターポンプ横のバイパスパイプからも漏れあと発見。

第三箇所も交換して修理完了。

念のためスーパーチャージャーも外して、
各部をチェックしていきます。

写真では分かりにくいですが、
Vバンクもクーラントで水浸しになってました（汗）

原因はここの場所についていた、
オイルセパレーターからもクーラントが漏れてました。

最初は

「こんなとこにクーラント通ってるの？」

って思いましたが、実際部品を外してみると納得の構造でした。
第四箇所を交換して冷却水漏れは完璧に修理完了！

新品ラジエターは見た目もスッキリ♪

何故、こんな色々な個所からクーラントが漏れたか謎だったのですが、
お客様に修理履歴を尋ねたところ、過去にサーモスタットが壊れて、
一度オーバーヒートしたことがあった様です。
3.0Tは確かにサーモスタットが壊れやすいのですが、
オーバーヒートが原因で樹脂パーツがヒートクラックを起こしたのが、
今回のクーラント漏れの原因でした。
ヘッドガスケットが抜けずに良かったと思います。

アームブッシュも見事に全て破断していたので、
全て交換させて頂きました。

合計10箇所を全てを交換して修理完了！
アライメントの写真を撮影し忘れましたが、
もちろんアライメントもバッチリと調整させて頂きました！

その他バッテリーや基本的消耗品も全て交換させていただいて、
無事に車検と修理は完了！
また大切に２年間お乗り下さいませ♪